ホテルの壁画を加賀友禅文様で装飾

ホテル日航金沢の宴会場の改装にあたり、西尾敏靖氏による壁面デザインの中で加賀友禅の文様が取り入れられ、 寺西一紘がその下図制作を担当した。

同ホテルにおける今回の改装計画は、金沢らしい「和の伝統」をコンセプトにしており、寺西一紘の制作した壁画の 仕切りの柄のデザインは、友禅の伝統模様にある茶や辻模様をベースに能登半島の海と兼六園の桜をイメージして制作され、 金箔上に描かれている。

その文様は、童謡のリズムに沿って配置され、和やかなムードを演出しており、友禅の線描きの原画は、 世界的にも貴重な日本独特の伝統のデザインとして、注目されている。

2008年8月に改装完了しており、その様子は同年8月23日の北国新聞にも掲載された。