加賀友禅作家・伝統工芸士・染元千紅代表

1940(昭和15年)年 金沢市に生れる。
江戸時代より続く、加賀藩の苗字帯刀を許された御用紺屋、『寺西紺屋三郎衛門』の直系紺屋、寺西紺三の長男。
大学を卒業後、色彩メーカーに勤務、色彩学及び配色の研究を行う。32歳の時、家業(加賀友禅染元)を継ぎ、 35歳で加賀友禅作家として独立。
以来、加賀友禅新作競技会、雷鳥会賞・優秀賞、加賀染創作競技会奨励賞など受賞。
作風は草花、茶屋辻、古典模様の図柄に、淡くやさしい色調が特徴。
金城短期大学美術科講師も勤める。著書に「加賀友禅」ガイドブック。
経歴年表一覧
昭和15年 | 金沢市生れ、幼き頃より染元家業を手伝う。 松任小、金沢大学付属中、高、横浜市立大学卒 |
昭和39年 | 大日精化工業(株)、本社及び工場勤務 |
昭和43年 | 三菱電機(株)本社勤務、会社勤務の傍ら、 家業の友禅染(図案作成、染色)の指導を受ける。 |
昭和47年 | 染元千紅継承 |
昭和48年 | (株)加賀友禅工芸会設立、代表取締役社長 銀座三菱スカイリング及び和光にて加賀友禅展 |
昭和49年 | 彩筆庵(長町友禅館の前身)を長町に開館、 作家となる |
昭和51年 | 雷鳥会賞受賞 |
昭和53年 | 加賀友禅染色団地に第2地染め工場を建設 京都産業会館にて寺西一紘展、以降各地で開催 |
昭和55年 | 加賀染新作競技会奨励賞受賞 |
昭和62年 | 金城短期大学美術科非常勤講師 |
平成 元年 | 現在地に新工房建設(3箇所の彩色工房を統合) |
平成 9年 | 現代加賀友禅展優秀賞受賞 |
平成14年 | 県伝統産業功労賞受賞 |
平成15年 | 長町の彩筆庵と寺西一紘の本工房を統合、 長町友禅館と改称して、一部を一般に公開 |
平成16年 | 日本橋三越にて祝いのれん展、以降各地で開催 |
平成17年 | 金沢市伝統産業貢献者表彰受賞 |
平成18年 | 加賀友禅のドレス、スーツ等を制作 |
平成19年 | 県伝統産業優秀技術者表彰受賞 |
平成20年 | 仏国ナンシー市にて加賀友禅展 |